自転車の世界観

先日、会社の先輩が先輩の息子が乗っていて乗らなくなった20インチの折りたたみ小径車で通勤していました。
どこのメーカーかは興味もありませんでしたので覚えていませんが、黒いボディーにド派手なカラーのファットタイヤ。
明らかに若者をターゲットにした見た目のインパクト重視の量販車。

タイヤはツルツル、聞くところによれば5,6段ある変速機は動かないとのこと。
もちろんチェーンはサビサビ。
これじゃー、せっかくの自転車通勤も面白くないことでしょう。

数日後、その自転車はパンクして処分することになったそうです。
いくらで購入したかしりませんが、タイヤを交換するだけで自転車の購入額近くまでかかることでしょう。
その自転車に思い入れが無い限り、タイヤ交換までしてサビサビの自転車に乗るほどの価値があるようには思えません。
まぁ、タイヤはツルツルで、パーツはサビサビなので、賢明な判断だったと思います。

別に量販車や安い自転車がいけないと言っている訳ではありませんが、安い折りたたみ自転車はタチが悪いように思います。
安い自転車の代表格としてママチャリがあります。

私もママチャリが好きで乗っています。
まぁ、ママチャリと言っても1万円しないママチャリもあれば、5万円くらいのママチャリもあり様々ですが・・・。
ママチャリは比較的大量に販売できるため価格を安く抑えることができるようにも思います。

ところが、ママチャリと比較してそれほど大量に販売できない小径車は、どうしても価格が高くなってしまいます。
しかし、価格が高いと自転車を購入してくれなくなるというジレンマに陥りやすいものです。
そこで価格を安く抑えるために、パーツなどの品質を落とすことで低コストで自転車を製作して価格を安くしています。

折りたたみ自転車は折りたためるから折りたたみ自転車と言うのは当たり前のことで、折りたたみ自転車の最大のセールスポイントは折りたたみの機能にあります。
その折りたたみ機能は、当然折りたたみのパーツでできています。

その折りたたみ部分のパーツが粗悪品だと、折りたたみ自転車の最大のセールスポイントが最大のウィークポイントになってしまいます。
走行中に折りたたみ部分が破損してしまうと怪我すると思いますし、怪我だけですまなくなるかもしれません。
自転車は命を乗せて走るものだと言う認識が大切だと思います。
だから「走れればいい」とか「安ければいい」という、ある意味ママチャリ的な発想はとても危険だと思っています。

そのため、せめて安い自転車を買うなら折りたたみ機能の付いていない良く売れている自転車にするべきだと思っています。
つまりはママチャリですね。

パーツの品質は購入前からある程度わかるものもあれば、しばらく使ってみないとわからないこともあります。
私はひとつの目安として、ブレーキキャリパー(タイヤのリムを挟んで自転車の進行を止めようとするパーツ)の厚みを見ています。
そして、街中でよく走っている自転車のサビ具合なども見ていれば、新車で購入した自転車も数年経てばどのようになるのかが容易に想像できます。

安い自転車は、とにかくブレーキキャリパーが薄いです。
鉄板を折り曲げて作っただけのようなペラペラの薄いブレーキでは、まともに止まることができず怖くて乗れたものではありません。
オヤジから受け継いだ私のママチャリも最初は薄いペラペラのブレーキキャリパーだったので交換しました。

止まらない自転車ほど危険なものはありません。
少し良いブレーキキャリパーとの原価の差はたかが知れている程度だと思います。
なので安全性を犠牲にしてまで生産コストを切り詰めないと安く販売できない自転車に安心して乗れないように思っています。
安い自転車はブレーキキャリパーだけでなく、様々なパーツが同じようにコストダウンしたパーツで構成されていることでしょう。

そして、もうひとつが自転車のメンテナンスです。
ママチャリが普及していうこともあり、メンテナンスしなくても乗れると思っていることがあるように思います。
確かにメンテナンスしなくてもある程度は乗れてしまうのがママチャリの良いところだと思います。
まぁ、実際ママチャリはノーメンテではなくローメンテだと思いますが。。。

しかし、そのママチャリ的な感覚で、折りたたみ自転車を扱うことは難しいと思います。
折りたたみ自転車と言えば、その大半は小径車ということになります。

ブレーキ1つをとってみても、ブレーキが効かなければダメですが、効きすぎても車輪がロックして転倒する恐れがあります。
特に小径車は車輪が小さく小回りが効くぶん、道路の凸凹を拾いやすく不意にハンドルが取られたりします。
不意にハンドルを取られた状態でブレーキを掛けると、どのようなことが起きるのか想像しただけでも怖いものです。

そのブレーキをメンテナンス性の低い粗悪なパーツで調整していたとしても、いつまでも同じ状態が維持できるとも限りません。
特にワイヤーは初期伸びというのがあり、ある程度使用してワイヤーを伸ばさないと、せっかく調整してもまたすぐに調整が狂ってきます。
変速機のワイヤーも同じことです。
そこで調整などのメンテナンスが必要になってきます。

通販など同じ自転車が安く買えるからと言って、自転車を通販などで買ってしまうと、その後が大変です。
調整などのメンテナンスを購入した店やショップ以外に持ち込むと、当然料金はかかってきます。
自転車屋は商売であり、それで飯を食っているのです。
ボランティアではありません。
もしメンテナンスや調整が無料だとしても、次に自転車を自店で購入してくれるかもしれないという期待があるからこそできることなのです。

なので、自分で調整やメンテナンスできる技術や道具がある人は、通販などで安く自転車を購入してもいいと思いますが、そうでない人は自転車購入後の調整などメンテナンスに苦労したりお金が必要になってきます。
通販などで安く買えたと思った自転車も、結局は購入後の調整やメンテナンスなどに費用がかかり、トータル的にはそれほど安くは無く、むしろ近所で腕のある自転車屋で購入したほうが結局は安くなることも考えられますので、自転車購入時の多少の金額的な差はそれほど関係ないと思っています。
そして、自転車に不具合が無くても、自転車に乗っていればいろいろと劣化してきますので、定期的にメンテナンスをすれば自転車がリフレッシュされ気持ちが良いです。
メンテナンスされた自転車の良さを知れば感動するかもしれません。

ところで、この記事の冒頭にも書いた先輩ですが、また新しく安い使い捨て自転車を買うそうです。
私の考えとは真逆の考え方です。
別にその先輩のライフスタイルや生活環境を知っている訳でもありませんし、自転車に何を求めているのかもわかりません。

アドバイスを求められれば、私は私なりの自転車への考えを伝えますが、自分の考えを押し付けようとまでは思いません。
アドバイスを求められたから、私の考えを述べたまでです。

人の考えに異を唱え、考え方を変えさせるには多大な労力と時間が必要になってきます。
時には反感を買い、最後まで理解してもらえないことさえあります。
そこまで苦労して相手を説得させるだけの気力も時間も今の私にはありません。

その人が、どのような自転車に乗ろうが、自転車で苦労しようが私にとっては直接関係ないことです。
厳しい言い方かもしれませんが、所詮「他人」だからということと、アドバイスに対する見返りが私の費やす時間と苦労に釣り合わないと思うからです。
でも、時には友達や仲間には熱く語ってしまいますが・・・(^^;

自転車のチェーンに油を注して、タイヤの空気圧を高めにし、サドルを高くして脚力が充分ペダルに伝わるポジションにするだけでも自転車の走りが随分違ってきます。
いつまでもママチャリ的な感覚にとらわれていずに、ママチャリ思考から脱却して自転車の楽しさを体感できると、今まで自分が思っていた自転車の世界観が変わります。

ところで、いったいこの長い文章だけのつまらない記事を最後まで誰が読んでくれるのでしょうか?
私なら、きっと読まない・・・(笑

タグ : 自転車 ミニベロ 折りたたみ自転車 小径車 ママチャリ メンテナンス パーツ 

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読んだぜぃ(^-^)/

No title

大学の先生が言っていました。ヨーロッパでは自転車は、もっと値段がするよと。ホームセンターで売ってるようなママチャリの値段ではないようです。だから、皆手入れもちゃんとしてるって言ってました。僕自身が見た訳ではないですが。しかし、車では一定の安全性能を定めているとは思いますが、同じ公道を走るのですから自転車にも販売してよい安全基準や耐久性を設けて欲しいものです。

初めまして(^O^)

読んでしまいました。

良い自転車(値段が高い自転車)の方が、やっぱり大事にしますね~

安い自転車でも大事にしないと駄目なのですが…

プロフィールが新しくなっている…

しOじくんへ

免許の勉強したほうがよっぽどええで~(^^;

オズワルドくんへ

まぁ、私も数年前まで「自転車ごときに・・・」なんて思っていたので気持ちはわかります。
人って変わるもんですね・・・(^^;

和歌山人さんへ

まぁ、比較的高価な自転車のほうが大切にしますね。
でも、今のところ私は必ずしもそうではありません。
どちらかと言えば手間をかけた順番に気に入ってます。
私はやっぱり変わっているのかも?(^^;

yossanさんへ

さすがっ!
でも、プロフィールだけじゃないよ(笑

No title

あかん 文章半ばで一旦ギブアップ(TT)
続きはまた気が向いた時に。。

No title

日本は自転車の価格がダントツで安いらしいです。
と言うことはあまり質の良くない物も多いと言うことです。
「アオバ自転車店」によるとブリジストンのママチャリでそこまで安い自転車がないのはクオリティを落とさぬよう様々な試験をしている為らしいです。
以前の私ならどうせ買うなら安いものと考えていたと思います。
安いには安いなりの理由があると言うことですね。
安く買えてしまう物だからぞんざいな扱いにもなります。
高いお金を出して買った物だったら大切に使います。
あと自転車が身近過ぎるのか命を預ける物と言う考えが薄い気がします。
命を預ける物だからこそメンテナンスは必須なんですよね。
自動車の車検のように法律が必要なのかも知れないです。

リョウコちゃんへ

まぁ、無理してまで読む文章でもないので・・・
しかも後半はいきなり話題が飛んでたりして、早く締めたい気持ちが出てるし・・・(^^;

mrboo3さんへ

ブリジストンのママチャリは、古くなっても他のママチャリに比べて劣化が少ないですね。
私は法律で規制しても危険な乗り物に違いないので、法律うんぬんよりも認識させることのほうが大切かな~って思ってます。
まぁ、いろんな考えがあっていいと思っています。(^^;

アリーさんの熱い思い伝わりました!(^^)!

リーダーさんへ

やっぱり熱くなってましたか?
まぁ、ネタが無いのでたまにはこんなのも書いてみました。(^^;

No title

後半面白かったよ~(´∀`)

確かに熱い思いが伝わりました!

リョウコちゃんへ

おつかれさま~
次からは写真を入れたりして、見るのに疲れないようにします・・・(^^;

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管理者:あり~
ミニベロ(小径車)DAHON Boardwalkを購入して以来、ポタリングやいろいろ自転車に関することに興味を持つようになりました。
和歌山市を中心に気まぐれマイペースで(迷惑かけながら?)走っていて、自分ではオッサンとは微塵も思っていないオッサンです。
でも、ローディぢゃないよ。ポタラーだよ。
ローディのような体力も根性も無いし。(^^;

私を見かけたら気軽に声かけてやってください。
あまり喋りが上手くありませんが、内心喜んでますので。。。(^^;

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サイクリングチームに入るつもりは無かったのですが、強力馬力リーダーの巧みな話術にはまって、いつのまにかチームに入っているみたいです。(笑

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